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22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #9 レポート
美しいピアノの音色が響き、「君はMoon」で『22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #9』がスタートした。この日は事前にアナウンスされていたように、花川芽衣がお休みということで、冒頭の歌い出しは本来、花川芽衣と高辻麗で歌うところ、高辻ひとりではあったが、だからこそ、彼女の不在を感じさせないようにしっかりと歌う姿が印象的だった。歌詞から、ファンタジーでメルヘンな雰囲気も漂う曲だが、4thシングルのリリースで持ち曲が5曲増えたことで、ナナニジライブの様相もガラリと変わった。単純に武器が5つ増えたようなものなので、当然といえば当然なのだが、楽曲も表現もかなり幅広くなったと感じる。

続く自己紹介。前髪を上げたことをみんなに褒められて上機嫌だという白沢かなえや、髪をバッサリ切ったと報告する宮瀬玲奈など、それぞれ一言を添えて、ファンとコミュニケーションをとる。ソロコーナーを控えている涼花萌は、かなり緊張している様子だったが、「かわいさで緊張を乗り切ります!」と、かわいくも気丈に宣言していた。
そして「叫ぶしかない青春」「不確かな青春」と、青春楽曲を立て続けに歌う。メロディもダンスもかわいらしさがあるし、『ナナニジライブ』では何度も歌ってきた楽曲だが、特に前者は歌にエモさがより感じられて、心にグッと来るものがあった。

3曲を歌ったあとは少し長めのMC。ここでは最近の活動を振り返る。海外に行ったという話題では、天城サリー、海乃るり、白沢かなえが、『‪Crunchyroll‬ ‪Expo2019‬』で藤間桜によるバーチャルハイタッチ会やトークショーをするためにサンフランシスコに行った思い出話をしていく。「かなえるは、海外に行く前に英語の教科書を買って、全部英語で受け答えしようとしてたんですけど、質問の半分いかないくらいから、日本語になってたよね?」という天城の暴露に、「私なりの英語で答えてたはず」と強がる白沢。あちらでは「サンキュー」と「ソーリー」を5分に1回くらいは使っていたらしく、慣れてしまって日本の空港でトランクが当たったとき、思わず「ソーリー」と言ってしまったという面白エピソードを話してくれた。海乃も「世界中の人と、もっともっとお話がしたい!」と、これからの夢も語る。

さらに海乃るり、涼花萌、武田愛奈、帆風千春の4人は関西でのリリースイベントの話で盛り上がる。こちらも関西弁の話になり、「ちはるんと萌ちゃんにめっちゃレクチャーを受けました」と関東出身の武田が語り、そこで習得した関西弁「言わへんけどな」を披露。うまかったけど、どこで使ったらいいのかはよくわからなかった(笑)。

倉岡水巴が関西の人気ラジオ番組(MBSラジオ)の「松井愛のすこ~し愛して」に出演して、自身の夢を叶えた話や、『京まふ』での話などを繰り広げながら、京都は美味しいものが多いから、(京都出身の)萌ちゃんが羨ましいと言いながら、涼花がいないことに気づくという毎回の海乃渾身の茶番から、ソロコーナーへ!
涼花のソロコーナーはバトントワリングをしながらのパフォーマンス。まずは「シャンプーの匂いがした」の楽曲に合わせて、0から練習したというバトンを取り入れたダンスを披露すると、大きな歓声が起こる。何よりピンクの衣装のかわいさと、スラッと伸びた手でバトンをくるくる回している姿がとても優雅に見えた。でもやはりかなり緊張はしていたようで、「緊張して手が震えました(笑)。ホルンを6年間吹いていたので、ホルンを吹こうかなと思っていたんですけど、盛り上がったほうがいいなと思って、お姉ちゃんに電話で相談したら“バトンやってみれば”と言われてバトンをしました。かわいかったですか?」と聞くと、客席から「かわいかった!」との声が。そして、「小倉唯さんがすごく好きで、この仕事するようになってから、次の曲の歌詞が沁みるなと思っていました。ファンの皆さんがすごく大事なので、この曲を歌おうと思います」と「Honey Come!!」をカバー。ファンの合いの手も完璧で、ステージでダンスをしながら歌う涼花を後押し。後半はバトンも振り付けに取り入れながらパフォーマンスをしていた。

かわいさ以外の何ものでもなかったステージを終えると、「かわいさに泣きそうになった」とメンバーがみんなの気持ちを代弁。そして、次回のソロコーナーを帆風千春が担当することを発表。「ソロコーナーをやると決まってから、ずっとやりたいことがあったので、皆さんと楽しい時間を作れたらと思っています。10月遊びに来てください」と意気込みを語っていた。
ライブは新曲をたっぷり用意。まず「ロマンスの積み木」と「Rain of lies」。『ナナニジライブ』でも歌ってきた曲なので、曲が育っていってる感じがあって、客席との一体感やダンスのパフォーマンスなども、どんどん良くなってきている感じがする。そして、すでに大きな成長を遂げていると言っていい「未来があるから」で、大きな盛り上がりを作り、本編ラストへ。
天城が「この曲は、将来に対しての不安や、いつ本気を出したらいいかわからないという葛藤を歌った曲です」と言って歌ったのは、新曲「とんぼの気持ち」。この歌詞の思いを、歌だけではなく、ダンスとひとりひとりの表情で表現していて、心に強く揺さぶられるものがあった。
アンコールは、汗だくになれる「韋駄天娘」と心がほっこりする「循環バス」で締めくくる。今回は表題曲を一切歌わないというライブの構成だったが、あらためてナナニジの楽曲の素晴らしさや深さを思い知るステージになった。デビュー日である9月20日に開催された『Anniversary Live 2019』は、会場を満員にさせた上で、これまでリリースした全曲を披露するという、インパクトのかなり強いライブであったが、それを成功させ、メンバーも自信を深めたはず。そういう意味では、また違ったナナニジを感じられるライブになっていたように思う。

そして、彼女たちの結成日である12月24日には『Birthday Event 2019』(@Zepp DiverCity Tokyo)の開催も決定! どんどん大きくなっていく彼女たちだが、まずは『ナナニジライブ』ということで、次回の『22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #10』は10月22日に開催される。



<SETLIST>

M1「君はMoon」
MC
M2「叫ぶしかない青春」
M3「不確かな青春」
MC
<涼花萌 ソロステージ>
バトントワリング
「シャンプーの匂いがした」
MC
「Honey Come!!」(小倉唯)
MC
M4「ロマンスの積み木」
M5「Rain of lies」
M6「未来があるから」
MC
M7「とんぼの気持ち」

EN1「韋駄天娘」
MC
EN2「循環バス」
PRODUCER

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