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SPECIAL

22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #10 レポート
西條和がひとりでステージの中央に立ち、「何もしてあげられない」からライブがスタートした。最新曲だが、すでに何度もステージで披露してきた曲なので、全員が一体となった表現は洗練されてきている。曲中の花川芽衣の台詞パートは、天城サリーが務め、心はいつも11人だという気持ちでパフォーマンスをしていく。

天城が「『22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #10』にようこそ~!」と、いつもの挨拶をすると、リーダーの帆風が「今日は緊張していますが、今までのナナニジライブで一番声出したなぁって皆さんに思ってもらえるようなソロステージにします!」と、このあとにあるソロステージへの意気込みを語る。宮瀬玲奈や涼花萌、海乃るりがハロウィン間近ということで、パフォーマンスで「いたずらしちゃうぞ」と宣言したり、高辻麗が、髪のインナーカラーをグレーにしたが、みんなから「全然わからない」と言われて悲しんだり……かわいさや面白さが満載の自己紹介が終わると、「甘いお菓子よりナナニジが好きな方ー? 渋谷で一番声出せる人ー?」と海乃が声出しをして再びライブへ。
「やさしい記憶」と「とんぼの気持ち」としっとりとした曲が続いたが、曲に込められたメッセージを歌とダンスで表現。特に「とんぼの気持ち」では、徐々にエモさを増していく歌に、心を揺さぶられた。

大きな拍手に包まれたあとのMCでは、22/7の近況トークをしていく。話題になったのはハロウィンブロマイドの話。個性あふれるコスチュームに身を包んでいたのだが、白沢かなえが「なごみんはわんちゃんが苦手なはずなのに、わんちゃんのコスチュームを着ていたのはなぜ?」と素朴な疑問をぶつけると、「期限が迫っていて、ずっと流しているディズニー・チャンネルでたまたま『101匹わんちゃん』が流れていて、これでいいや!って…」と、わりとテキトーに決めてしまっていたことを告白。西條らしいエピソードに、会場では笑いが起こっていた。そして話題は『22/7 計算中』で芸人さんとコラボして漫才やコントにチャレンジした企画の話に。これで人を笑わせることの難しさを知り、芸人へのリスペクトがさらに高くなったそうだが、お笑いに真剣にチャレンジし、人を笑わせていたメンバーもかなり頑張っていたと思う。ちなみに練習時に相手役を務めたのはお笑いが大好きな宮瀬玲奈だったという裏話も話してくれた。そんな『計算中』の収録に見学に来ていたというリーダーがステージに「いないっ!」と驚く海乃るり毎月恒例の茶番からソロコーナーへ。
真っ赤な衣装をまとった帆風がステージにたたずむと、イントロが流れる。アニソンファンならそれだけですぐに分かっただろう。fripSideのヒット曲「only my railgun」に、会場が一気にぶち上がる。さらにこちらもイントロのギターフレーズが印象的な涼宮ハルヒ(CV.平野綾)が歌う「God knows...」をカヴァー。いずれもアニソン史に残る名曲だ。かなりハードな曲を続けたが、まだまだ終わらない!とばかりに、今度はピアノイントロからLiSAの代表曲のひとつ「Rising Hope」へ。いずれもワンコーラスずつ間髪入れずに歌っていくメドレー形式、ある意味超王道な選曲だったが、先程の「一番声を出したなというステージにしたい」というMCの真意はよく理解できた。
「メンバーのソロステージを見てきて、私の強みは何だろうと考えていたんです。ファンの皆さんがよく“声が好きです”とか“歌声が好きです”と言ってくださるんですけど、私は声優を目指してこのグループに入ったので、そう言われることが本当に嬉しいんです。だから私は、皆さんが好きだと言ってくれる声を使った歌やお芝居をもっともっと頑張って、私の自信があるところはこれです!と言えるようになろうと思って、ソロコーナーを歌にしました」と、思いを伝えていく。

「私には将来の目標、野望があって、いつかアニソンを歌えるような人になりたいと思っています。欲を言えば自分が声優をしているアニメのアニソンを歌いたい。そしてゆくゆくは憧れのアニサマに出たい!」と力強く言い切ると、最後は水樹奈々の「ETARNAL BLAZE」をフルで熱唱!最後まで難易度の高い楽曲を並べ、高音も振り絞るように吐き出し、ソロステージを全力で駆け抜けた。
そんな熱い帆風のライブを見たメンバーが登場すると、天城や海乃の目からはすでに涙が…。メンバーとして近くで見てきた帆風の努力や想いを全員が言葉にして伝えていた。そして着替えを終えた帆風がステージに戻ると、次回のソロコーナーを西條が担当することを発表。この定期公演を、言葉は少ないながらパフォーマンスでぐいぐいと引っ張ってくれていた西條が、どんなステージを見せてくるのか、今から楽しみだ。
ライブの後半は、ダンスに歌に盛り上がれる楽曲を揃える。「韋駄天娘」でステージを駆け、「地下鉄抵抗主義」ではカッコよさやクールさを見せつけ、パワフルなダンスの「ロマンスの積み木」で一気に畳み掛ける。躍動感や表情、パフォーマンスのシンクロ感、すべてにおいて安定感すら感じる。

さらに本編ラストの「Rain of lies」では新しいことにも挑戦!「みんなと一緒に盛り上がりたいから」と宮瀬がサビの振り付けをレクチャー(ちなみにユニコーンダンスとメンバー間では言っているとのこと)。みんなでどうやったら一緒に楽しめるのかを考えてくれていることがファンからすれば嬉しいことだろう。実際にライブ中、サビ前にみんなで「せーの!」とダンスの合図をしてくれたことで、これまでにない一体感が生まれていたし、特にラスサビからの盛り上がりは今までにないものだった。
アンコールは、「不確かな青春」と、ほとんどすべての公演でラストに歌っている「循環バス」で締めくくる。ステージ上でメンバーの笑顔とアイコンタクトが多い楽曲だが、その姿を見ていると、明日も頑張ろうと思えるし、また次の定期公演が楽しみだなと思えるので、本当にラストに相応しい、切ない楽曲だなとしみじみと思った。

次回『22/7 定期公演 “ナナニジライブ” #11』は11月27日に開催。さらに12月24日には、22/7 『Birthday Event 2019』が行われる。1月にスタートするTVアニメまで、まだまだ止まらない22/7の活躍を、見届けてほしい。



<SETLIST>

M1「何もしてあげられない」
MC
M2「やさしい記憶」
M3「とんぼの気持ち」
MC
<帆風千春 ソロステージ>
「only my railgun」(fripSide)
「God knows...」(涼宮ハルヒ(CV.平野綾))
「Rising Hope」(LiSA)
MC
「ETERNAL BLAZE」(水樹奈々)
MC
M4「韋駄天娘」
M5「地下鉄抵抗主義」
M6「ロマンスの積み木」
MC
M7「Rain of lies」

EN1「不確かな青春」
MC
EN2「循環バス」
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